エキゾチックアニマル

エキゾチックアニマルの治療に対する考え方

その小さくて可愛らしい体で一生懸命生きている、ウサギやハムスターなどのエキゾチックアニマル。彼らも立派な家族の一員です。
当院では、エキゾチックアニマルが飼い主様のそばで元気に過ごしていくためのサポートとさまざまな治療を行っています。

長町南動物病院でエキゾチックアニマルの治療をするメリット

手術風景当院は、ウサギ、ハムスター、ハリネズミなどの治療や手術の実績が豊富です。
エキゾチックアニマルはとてもデリケートで、環境の変化に敏感であることが多いので、治療の際はできるだけストレスを与えないよう細心の注意を払いながら進めていきます。

当院の対応可能な動物

  • ウサギ
  • チンチラ
  • フェレット
  • モルモット
  • フクロモモンガ
  • ハムスター
  • ラット
  • リス
  • ジリス
  • プレーリードッグ
  • ハリネズミ
  • デグー
  • マウス
  • モモンガ
  • スナネズミ   など

ウサギ

ウサギの寿命

ウサギ一般的にウサギの寿命は5~7年とされています。しかし、実際は7年以上生きることもよくあります。その背景には、3~4歳のメスのウサギは子宮の病気が原因で死んでしまうことが多く、結果として平均寿命が短くなっているという事実があります。また、現時点では認知度が低いものの、ワンちゃんやネコちゃんのように避妊手術を行うことで、ウサギも長生きすることができます。

ウサギの品種

ウサギの品種は体型、毛の長さ、毛並み、毛色などで分けられています。

  • ネザーランドドワーフ(最小種のウサギ)
  • ホーランドロップ(垂れ耳ウサギの代表種)
  • フレンチロップ(大型の垂れ耳ウサギ)
  • アメリカンファジーロップ(長毛種の垂れ耳ウサギ)
  • ジャージーウーリー(頭部の毛は短く、体の毛が長い)

ウサギの習性

ウサギは夜行性で、明け方と日暮れ頃に活発に動きます。飼い主様に従順で温和な性格な子が多いといわれていますが、中には自己主張が強い子もおり、怒った時にスタンピング(後ろ足で地面を蹴ってバンバンと音を立てる)をすることがあります。
ウサギは時に、盲腸便といううんちをすることがあります。盲腸便はアミノ酸やビタミンB群が豊富に含まれており、食べることで大切なエネルギー源となっています。ただ、この盲腸便は飼い主様が目にすることはほとんどありません。ウサギが盲腸便をするのは朝方が主であり、肛門に顔をつけて肛門から直接盲腸便を食べるからです。もし、いつもと違う形のうんちを見つけたという場合はそれが盲腸便である可能性が考えられます。体調不良で盲腸便が食べられなくなっている恐れがあるので、速やかに受診してください。

ウサギの生理学的特徴

ウサギは、前歯と奥歯が伸び続けるという特徴を持っています。伸びすぎを防ぐため、牧草を食べる時に歯をこすり合わせて削ります。また、尿は黄色や茶褐色などで、白い濁りが混じっています。
メスには肉垂と呼ばれる顎の下のたるみがみられ、種類によって肉垂のたるみ具合が違います。加えて、メスは偽妊娠が起こりやすい傾向があり、発情行動や巣作り行動を繰り返し、乳腺が腫脹して泌乳も起こります。偽妊娠によって神経質または攻撃的になることも多く、さらに乳腺が腫脹することで乳房炎などになりやすくなるので、注意が必要です。

ウサギの飼育

ウサギは、単独飼育もしくは複数飼育のいずれも可能です。複数飼育は、ウサギ同士の相性によってストレスを感じることや繁殖について考えた上で行ってください。
やや暑さに弱く、寒さには強い動物なので、理想の環境温度は16度~22度です。
完全草食性なので、主なエサは胃の働きを良くする牧草が良いでしょう。その他、ウサギ用ペレットフードやニンジン、チンゲン菜、セロリ、小松菜、レタス、キャベツ、ブロッコリーなどを与えてください。毛づくろいで胃に毛玉が溜まることを予防するため、食物繊維を多めに与えることを心がけましょう。ただし、野菜は水分が多いためにお腹がゆるくなる場合がありますので、与え過ぎないようにしてください。
定期的にブラッシングを行うと、季節の変わり目や毛の生え変わりの時期の抜け毛、毛づくろいのしすぎで大量の毛を飲み込むことを防げます。
トイレのしつけについては個体差があるため、短期間で覚えてくれる子もいれば、覚えるまでに時間がかかる子もいます。

主な疾患

不正咬合

不適切な食事、ケージなどの硬いものを咬んだこと、高所からの落下などが原因で、歯の咬み合わせが悪くなる、歯が折れるなどの症状がみられます。

消化器系疾患(胃毛球症)

毛づくろいのし過ぎ、食べ物が詰まる、スムーズに排泄できていないなどの原因で、食欲不振、うんちの減少、下痢などの症状がみられます。定期的にブラッシングをしてあげたり、食物繊維の多い食べ物を与えることで予防できます。特にパイナップルやパパイヤの酵素は毛球症の予防に効果的なので、エサとして取り入れてみてください。

膀胱結石

カルシウムの多いペレットやアルファルファを与えすぎると、血尿や頻尿、外陰部の汚れ、スムーズにおしっこが出ないなどの症状がみられます。カルシウムなどの摂取を控えて水分をしっかり与えたり、適度な運動をさせることが予防になります。

スナッフル

パスツレラ菌という細菌への感染から起こります。初期は激しいくしゃみや水っぽい鼻汁など風邪に似た症状がみられ、その後は鼻汁が白色から黄色い膿状に変わり、鼻の周りが汚れます。進行すると結膜炎を併発し、目の周りに大量の膿状の目ヤニが溜まります。こまめに掃除や消毒をして清潔な飼育環境を保つことで予防できます。

斜頚

内耳炎、脳腫瘍、パスツレラ感染症(スナッフル)、エンセファリトゾーン症などが原因です。神経症状なので、首が曲がって見える、眼球が揺れる、立っていられなくなる、ごろごろと転がるなどの症状がみられます。

エンセファリトゾーン症

エンセファリトゾーン原虫が寄生することで発症します。斜頚、食欲不振、元気がなくなる、興奮状態になるなどの症状があります。また、神経症状として下半身の麻痺や痙攣がみられることもあります。感染していても発病しないウサギも多くいますが、予防のためにはウサギの免疫力低下につながるストレスをかけないこと、適度な運動をさせて体力をつけることがポイントです。

クロストリジウム症

クロストリジウムの細菌感染、高カロリーなエサやでんぷん質の与え過ぎ、食物繊維不足、ストレス、不適切な投薬が原因で発症します。クロストリジウムという細菌が産生する毒素による腸管中毒症(腸性毒血症)で、子ウサギがかかると死亡率が高いとされています。元気がなくなったり、食欲不振、発熱、水下痢などの症状が急性的にみられます。特に、飼い主様の自己判断による投薬で発症するケースが珍しくないので、注意が必要です。

ウサギが病気にならないために

ウサギはエサが原因で病気になることが多いです。そのため、病気の予防にはエサを正しく与えることが必要不可欠です。牧草を主食として与え、ペレットや野菜などはあげすぎないようにしてください。当院ではウサギが健康に過ごすための食事のアドバイスも行っておりますので、お気軽にご相談ください。

ハムスター

ハムスターの寿命

ハムスター平均寿命は2年前後といわれていますが、中には3年程度生きる子もいます。

ハムスターの品種

ゴールデンハムスター

温和な性格で人に慣れやすい。体重はオスで130~210g程度。

ジャンガリアンハムスター

比較的飼いやすい。体重はオスで35~45g、メスで30~40g程度。

キャンベルハムスター

気が強く、人に慣れにくい。体重はオスで35~45g、メスで30~40g程度。

ロボロフスキーハムスター

臆病で神経質のため、人に慣れにくい。体重は15~30gで、ドワーフハムスター(ジャンガリアンハムスター、キャンベルハムスター、ロボロフスキーハムスターなどの小さいハムスターの総称)の一種。

ハムスターの習性

ハムスターは夜行性で、夕方から朝方にかけて活動します。口内の頬袋に食べ物を溜め込んで巣に運ぶ習性があります。

ハムスターの生理学的特徴

ハムスターは前歯が伸び続けるという特徴があります。また、ゴールデンハムスターでは脇腹あたりに1対、ドワーフハムスターでは左右の口角とお腹の真ん中あたりに臭腺が存在し、オスの方がより発達しています。この臭腺から縄張りに匂いを付けるための液体を出します。
なお、糞にはビタミンB群やタンパク質が含まれており、食べることで大切な栄養補給となります。

ハムスターの飼育

ハムスターは、ケージにトイレを設置すると比較的すぐに覚えてくれます。ケージ内は20~26度を保つのが理想です。20度以下になると冬眠しやすく、そのまま亡くなってしまうことが多いので、寒い季節にはヒーターを使ったり、ケージにタオルや毛布をかけましょう。
食性は草食に近い雑食性で、ハムスター用のペレットを中心にひまわりの種、ピーナッツ、クルミ、ゆで卵の白身、煮干、ミルワーム、キャベツ、ニンジン、チンゲン菜、小松菜、さつまいも、ブロッコリー、りんご、いちご、ぶどうなどを食べます。ただし、ひまわりの種は太り過ぎの原因になるため、おやつ程度に留めます。また、夜行性であることを考慮し、夕方は多めにエサを用意してください。
なお、ゴールデンハムスターは複数飼育ではケンカや食殺が起きやすいため、単独で飼うのが良いでしょう。ドワーフハムスターは多頭飼育も可能ですが、相性が悪いとケンカすることもあります。

主な疾患

頬袋脱

口の中のケガ、炎症、腫瘍などが原因で頬袋が口の外へ出てしまい、ぶら下がって見えます。こうなった場合、ハムスターは口の外に出た頬袋を咬んだり、引っ張ったりして傷つけてしまうので、悪化しやすい傾向にあります。早期であれば口の中に頬袋を戻せますが、戻らなければ切除します。一旦発症すると繰り返すことが多い疾患です。

ウェットテール

ひどい下痢によって肛門周囲や尾が汚れてしまう疾患の総称で、劣悪な飼育環境、不適切な食事、ストレス、ジアルジアなどの細菌感染などが原因です。水下痢、尾の周囲の汚れ、食欲低下、背湾姿勢(背中を丸めてお腹を抱えるような姿勢)などがみられ、若いハムスターがかかりやすいとされています。発症すると2~3日で衰弱して亡くなってしまうことも珍しくないので、予防策として清潔な飼育環境を保つことが大切です。

心筋症

原因は先天的であるといわれ、発症すると亡くなってしまうことがほとんどです。急にぐったりする、呼吸が荒くなる、食欲不振、舌の色が悪くなる(紫っぽくなる)などの変化がみられます。治療では少しでもハムスターの負担を減らすために利尿剤や心臓のお薬などを投与し、酸素室での治療を行います。

腫瘍

遺伝、高カロリー・高タンパクな食事、微生物、飼育環境などが原因で発生します。腫瘍の状態によって治療法が異なります。

ハムスターが病気にならないために

ハムスターの病気予防には、適切な食事管理が大切です。主食はペレットにして、おやつは回数や量に注意しましょう。また、放し飼いによるケガが多いので、放す際には周囲に危険なものがないか、脱走しないか確認した上で行いましょう。

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